【初心者向け】米国株式のバリュエーションチェック

銘柄分析・市場分析
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米国株式のバリュエーションが高いため私は追加投資せずに待機中ですが、今一度米国株のバリュエーションをチェックしたいと思います。

まず最も有用なのは実績PERと予想PERです。

予想PERの定義は翌12か月EPSに対する株価の倍率なので、将来の利益に対して何倍の対価を払って株を買えるのかを表します。予想PERの逆数は予想益回りとなり、より正確に将来のリターンを計算するのに役立ちます。一方デメリットとしては翌12か月EPSが変動しうるため、計算の土台が不安定なことです。

実績PERは過去12か月EPSに対する株価の倍率なので、計算の土台となるEPSは確定しているため安定しているものの、将来の利益が大きく変動することが見込まれる場面では倍率が大きく動くため、それだけを見て割高割安の判断には使えないことに注意が必要です。

予想PERも実績PERも一長一短のため組み合わせて使うのが良いと思います。

加えて、私が見た方が良いとお勧めするのはPSR(Price to Sales Ratio:株価売上高倍率)です。売上というのは利益に比べるとかなり安定しています。好景気や不景気には利益率が持続不可能なほど高くなったり低くなったりし、さらに急激に変化します。そのような状態ではPERを見ても基準となるEPSが大きく変動するため正確にバリュエーションを計るのは難しいです。将来的に利益率が同レベルになると想定出来て、その利益に対する倍率もある程度一定と仮定するならば、PSRも似たような水準になるはずです。利益率が急激に変化している時にPSRを見れば、売上に対して株価が過度に割高または割安になってないか計る判断の助けとなるでしょう。

それでは順に見ていきます。

まず予想PERはこのようになっています。

予想EPSがある程度正確だとして、バリュエーションがかなり高い位置にいることは間違いないでしょう。

実績PERはこのようになっています。

2017年末よりは低いですが、これは減税の影響です。このように将来の利益が大きく変わる局面では実績PERは使いづらいです。2017年末の実績PERが異常値だとすればやはりバリュエーションは最高値付近にいるでしょう。

次に予想PSRです。こちらは大型株(赤)、中型株(青)、小型株(緑)とサイズ別になってます。

こちらは右肩上がりですが、減税の影響と利益率改善の影響のおかげです。赤線の大型株が特に高くなってますが、大型株ほど利益率が改善しているためです。

ちなみにPERを長期利益成長率で割ったPEGレシオというのもあります。成長率に対して何倍の対価を払っているかを表しています。

こちらも高いですが、分母の長期成長率自体があやふやなので個別銘柄に投資する時は自分で考えた方が良いです。

以上、実績PER、予想PER、予想PSR、PEGレシオを見てきましたがいずれも高いです。 必ずしも損するという訳ではないですが、期待値が低い、つまり儲かりづらいということは言えるでしょう。バリュエーションが1年ずっと維持出来てようやくEPS成長率(2020年は+9%の見込み)のリターン、2018年末のようなショックが起きればかなりの痛手を被ります。

私は2018年末の暴落局面ではかなり買いまくりましたが、このような局面では無理せずに様子見したいと思います。いつ投資したらわからない人はとりあえずドルコスト平均法で良いかと思います。

ちなみに私が引用したグラフはFactset(https://insight.factset.com/)のメルマガに登録したり、 https://www.yardeni.com/ のサイトなどで閲覧できます。

ご参考になれば幸いです。

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