米国大統領選挙情勢のアップデート

国際政治・経済
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米国の大統領選挙は2020年11月3日の予定です。まず政党内の候補者同士で予備選を戦い、大統領候補者を1人決めます。勝ちの見込みが無い候補者は途中で辞退していきます。共和党からは数名トランプ大統領に挑戦するようですが支持を得られていないためトランプ大統領がそのまま大統領候補となります。民主党は候補者が10人以上乱立していますが、3月3日のスーパーチューズデー、もしくは7月の民主党全国大会くらいには大統領候補が決まって来ると思います。

民主党の主な立候補者はバイデン、サンダース、ウォーレン、ブティジェッジ、ブルームバーグなどですが、現状ではバイデンかサンダースになりそうですね。

出所:WSJ

ちなみにサンダースとウォーレンは同じ国民皆保険制度を提唱していますが、最近は激しくぶつかりあっており、口論する場面も報じられました。

下記のリンクから喧嘩しているところが見られます。笑
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000173943.html

サンダース氏は国民皆保険制度だけでなく、公立大学無償化、最低賃金引上げ、気候変動対策など社会主義的な公約を掲げているのですが、若者に熱狂的に支持されています。

民主党にはAct Blueと呼ばれる献金サイトがあり、これを使えばインターネットを通じて簡単に小口献金することが出来ます。サンダースは庶民からの寄付金だけでかなりの金額を集めており、現在の格差社会に苦しむ人々がサンダースを熱心に支持していることが分かります。

下記のツイッター動画ではサンダースの公約が分かりやすいです。

民主党が激しい身内争いをしている中で、トランプ大統領は有権者の支持を集めるための施策を考える余裕がありそうです。またこのように景気が良い中で現役大統領が負けるというのは普通はありません。

しかしながらトランプ大統領の場合政策の中身うんぬんではなくとにかく嫌いという人も多く、世論調査の支持率だけで見ると2016年と同様トランプ大統領が勝つと確信出来る数値データがありません。勝つとしても接戦になりそうです。

さらにこれから上院で弾劾裁判が行われます。弾劾される確率は0と言って良いでしょう。しかし即日で無罪にして終わりにするのか数日にわたって審議するのか分かりませんが、そこであれこれとマイナス材料が出てくると支持率に響く可能性があります。またトランプ大統領は弾劾裁判を使って逆にバイデンを攻撃しようとも考えており、審議となればお互い潰しあいになる見込みです。

トランプかバイデンというのが市場コンセンサスなので、当選の確率が低くともサンダースが台頭してくるとヘルスケアセクターが嫌われるリスクはあります。
しかし現実的に国民皆保険を実現する難易度は非常に高いので、バリュエーションが割安に放置され続けるのであればそこは良い買いの機会になるでしょう。

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