圧倒的成長率を背景にGAFAMのS&P500に占める利益シェアと時価総額シェアにギャップ

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米国を代表するS&P500指数はわずか500銘柄程度で米国株式市場の8割程度を占めている指数ですが、なんとGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の5銘柄だけでそのS&P500の20%近くの時価総額シェアとなっています。

しかしながらS&P500の純利益総額に占めるGAFAMのシェアは低下しており、上昇傾向の時価総額シェアとギャップが出来ています。

下のグラフは青がS&P500に占めるGAFAMの時価総額シェア、黄色が純利益シェアです。

なぜこのようなことになるかというとGAFAMの成長率が圧倒的なため、純利益に対して高いバリュエーションがつきやすく、その結果時価総額も純利益に対して大きくなるからです。

下のグラフは2019年第4四半期のEPS成長率をGAFAM(下グラフではFAAMGと表示)とそれ以外のS&P500に分けたものです。

上記のグラフを見るとFAAMGの成長率が+16%になっているのに対して、S&P500ex-FAAMGの成長率は0%となっています。

これはあくまでも2019年第4四半期の伸び率なので、2020年に入ればGAFAM以外の銘柄の成長率もプラスに転じると予想されていますが、重要なのはGAFAMとそれ以外の銘柄の成長率に大きな差があるということです。

成長率が高ければ高いほどEPSに対して付与されるバリュエーションPERも高くなります。時価総額はEPS×PERで表されるため、GAFAMの時価総額は他の銘柄よりもEPSに対して大きなものになるのです。

その結果S&P500に占める純利益シェアが低下しているにも関わらず、時価総額シェアは上昇するというギャップが起きています。

成長率が高いのに純利益シェアが低下するというのは何とも矛盾しているように見えますが先行投資をすることで純利益を減らすことも出来ますから、本質的には潜在的な純利益シェアも高まっているのでしょう。

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