米国株式の年初来リターンは大型株優位の展開、強気相場の成熟を示唆か

銘柄分析・市場分析
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2020年に入って1か月と少し経ちました。

米国株式はS&P500の米ドル建てリターンが+3.8%と一見堅調に見えますが、時価総額のサイズ順にブレイクダウンするとあまりよくない兆候が見られます。

年初来リターン (2019年12月31日~2020年2月10日)
GAFAM Index +15.2%
Russell Top50 +5.8%
Russell Top200 +4.6%
S&P500 +3.8%
Russell Midcap +1.9%
Russell 2000 ▲0.05%
Russell Microcap▲2.0%

上記はサイズの大きい指数を上から順に並べたものですが、見事にリターンも大きい順に並んでいます。

MicrocapとRussell2000(小型株指数)に至ってはマイナスリターンです。

つまりリスクの高い小型株からは避難して、大型株に資金が集中しているということです。

本当の強気相場であればむしろボロ株の多い小型株のリターンの方が高くなる傾向があり、大型優位で小型株がマイナスになるのは投資家がリスク回避的であることを示し、強気相場の成熟、場合によっては下落の兆候とも捉えられます。

また、一番上のGAFAM Indexは割と新しいインデックスでGAFAMの5社、ウェイトの大きい順にマイクロソフト、フェイスブック、アマゾン、アップル、アルファベットをそれぞれ概ね20%組み入れた指数となっています。

GAFAMはS&P500でも20%のウェイトを占めるほど圧倒的な大型企業群であり、GAFAMの動きで指数の動きも決まってしまいます。

そのGAFAMが+15%も上昇しているため、大型株指数全体をかなり引っ張っていること想像できます。

市場がリスクオフとなる時はまずリスクの高い小型株から抜けるため、この傾向が続くようであればいずれ大型株からも資金が抜け、GAFAMの上昇が止まり全体の指数も下落していく可能性があります。

私の予想ではFOMCでFRBが市場の期待に反して利下げをしてくれない、また量的緩和もどきも延長してくれないといったことが転換点になるのではないかと考えています。

ちなみにラッセル指数は下記の様にサイズ順に細かく分かれているため、サイズ別のパフォーマンスを見るのに便利です。

Russell 3000 マイクロキャップを除きほぼ市場全体を占める
|∟ Russell 1000  大型&中型
|  ∟Russell Top 50 超大型
|  ∟Russell Top 200 大型
|  ∟Russell Midcap(800) 中型
∟ Russell 2000 小型
Russell Microcap 超小型

なお指数を提供する会社によって大型中型などの定義は異なりますが、下記の図のように大型500銘柄だけでも市場全体の80%くらいを占め、時価総額上位1000銘柄もあれば概ね市場の90%くらいのウェイトになります。

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