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14日のバイエルン州議会選挙でメルケル政権大敗の見込み

明後日の14日、ドイツで2番目に人口の多いバイエルン州の議会選挙において、メルケル政権の大敗が予想されています。

日経新聞電子版より 2018年10月12日

『[FT]独CSU、“牙城"州議会選で大敗の危機』

同州の「経済の奇跡」と同義に位置づけられるキリスト教社会同盟CSU)は今、歴史的な大敗を喫しようとしている。最新の世論調査によると、14日に実施されるバイエルン州議会選挙で、投票先にCSUを挙げる人は33%と、5年前の47.7%から低下した。>

 

ドイツは米国と同様に16の州からなる連邦国家のため、連邦政府と州政府のように政府が階層になっています。

キリスト教社会同盟CSU:Christlich-Soziale Union in Bayern)はメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU:Christlich-Demokratische Union )の姉妹政党で、戦後からずっと与党の時はCDUと共に政権を担ってきました。

CSUは名前に”in Bayern”とあるようにバイエルン州を基盤とする地方政党のため、メルケル首相率いるCDUは別に候補者を立てていません。

CSUバイエルン州の政権を1958年から担っているそうで、この世論調査の結果はメルケル政権に対する評価がいかに厳しいものかを物語っています。

CSU幹部は上記記事で『メルケル首相は大きなミスを犯し、我々がそのツケを負わなければならない』と述べています。

メルケル首相が呼び込んだ100万人以上の難民に対して国民の不安が高まっており、姉妹政党ですらメルケル首相と距離を置きたがっているのです。

 

政権が議席を失い続ければ当然メルケル首相の責任を追及する声が高まり、12月に予定されているCDUの党大会でメルケル降ろしが始まり、政治が混乱するというシナリオが予想されます。

このような混乱がマーケットに悪影響を及ぼす可能性があるということは頭に置いておいた方が良いでしょう。なぜならドイツの金利は世界の金利を下支えしているからです。

欧州中央銀行の金融緩和によってドイツの金利は低く保たれており、その低い金利が米国金利をアンカーしていると言われています。

下のチャートはドイツ、米国それぞれの2年、10年国債利回りですが、2014年まではかなり連動していたことが見て取れます。そして足元も水準は乖離していますが、連動性は崩れておらず、ドイツ金利が上昇すれば米国金利も上昇せざるをえないと考えられるのです。

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