株に投資すると何%儲かるか知っているか?

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株式に投資すると何%儲かるか知っているか?

これ、かなり重要です。

何となく儲かるとか結構儲かるではなく、何%か言えた方がいいです。

例えば利回り3%の国債が売っているとして、これを買うと毎年何%儲かるかは言えますよね?

もちろん3%です。計算方法は簡単で、毎年3円のクーポンが支払われる債券が100円で売っていれば利益3円÷債券価格100円=期待リターン3%となります。

実は株も同じです。利益と成長率を定めれば期待リターンを計算することが出来ます。

債券と比べて利益の変動が不確かなだけであり、おおよその期待値は株に投資する前に分かるのです。

”例えばあなたが毎年10%は儲けたいと考えて、毎年100円儲かる会社Aがあった時、あなたはその会社にいくら値付けしますか?”

利益100円÷期待利回り10%=株価1000円ですね。これなら毎年のリターンは10%になります。

“もし毎年の利益が50円だけど、毎年利益が5%成長することが確実な会社Bの株価はいくらでしょう?”

利益50円÷(期待リターン10%-利益成長率5%)=株価1000円となります。

A社もB社も同じ株価1000円になり、なおかつ毎年10%儲かる会社です。ただしA社は配当によるインカムゲインで毎年10%儲かり、B社は配当によるインカムゲインが5%、株価上昇によるキャピタルゲインが5%で合計10%のリターンとなります。

この関係を使えば会社の利益と現在の株価から期待リターンも逆算出来るのです。

では、世の中の市場参加者はどれくらいのリターンを期待しているのでしょうか?

下記はブルームバーグが計算した2018年5月時点の各国主要株価指数の期待リターンです。

この期待リターンは割引率とも呼ばれ、株価指数構成銘柄の株価と、将来の利益予想から逆算しているものです。

2018年5月 各国主要株価指数の期待リターン
日本     9.325%
米国   10.883%
英国   11.985%
豪州     8.500%
ドイツ  10.556%
中国   12.124%
インド  12.554%
ブラジル 15.534%

傾向としてはリスクが高いと思われている新興国市場ほど期待リターンは高くなっていますが、簡単に言えば、各国株式市場に投資すると大体10%程度のリターンが期待できるよ、ということです。正確には、年率10%儲かるように市場参加者、投資家は株価を値決めしているよ、という意味です。

上記はアナリストの将来の利益予想と現在の株価指数の値から計算した理論上のものですが、ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」では1957年~2003年のS&P500の年率リターンは10.85%とありますので、上記の米国株の期待リターン10.883%とかなり近い数字になっており、なかなか精度の良いモデルと利益予想になってるでしょう。

注意したいのは、あなたは8%儲かれば十分といった性格の場合、毎年100円利益を出すゼロ成長の会社に利益100円÷8%=1250円の株価をつけてしまう可能性があります。すると株価が1200円の時にあなたがその銘柄が安いと思って投資すると、実は市場はその銘柄に10%のリターンを期待していて、あとから株価が1000円に下落してしまうということもありえるのです。

ですから株で儲けたければ少なくとも市場平均よりも高い期待リターンをもって株価をつけないと割高な株価で買ってしまい損する可能性が高くなります。

このようにマーケットは期待リターンの目線を持って株を買ったり売ったりしています。

以上、株価というのはしっかりとした意味を持って形成されているということが分かって頂けましたでしょうか。

さらに深い理解のために

株に投資したらいくら儲かるか説明しても分からないのに、債券ならとたんに理解できる人がいます。

例えば債券の利回りが5%なら年率リターンは5%だと言うのです。債券はインカムが固定されているので理解しやすいのです。

ここまで理解出来れば実は株も債券と同じで期待リターンが計算出来ると思いませんか?

債券と異なり株はインカムが変動しやすいだけで、現時点で予測を立てれば見込みの期待リターンが債券と同様に計算できるのです。

そして実際には利益の変動や債券と同じく金利やリスクプレミアムの変動の影響でキャピタルゲインorロスが出る訳ですが、少なくとも投資開始の目線として投資すべきかどうかは判断出来るのです。

そしてその期待リターンが米国市場平均では10%くらいなのです。

バフェットなどの投資家はこのように期待リターンを事前に考えて、それが市場平均を上回る投資しているのです。

以上、株に投資するといくら儲かりますか?

株に投資すると平均的に年率10%は儲かる、いや、儲かるように投資家が値決めしているのだ、という話でした。

インデックスを上回るリターンをあげるためには、この市場が期待する年率リターン10%を上回る銘柄かどうかを判断し、10%を大きく上回るなら投資すべきということです。

ちなみに市場が期待するこの10%は歴史的にそんなに大きく動いてませんが、金利低下などの影響で下がれば少しの動きで株価には大きくプラスの影響を与えます。

個別銘柄をしっかり分析してその銘柄の期待リターンが10%を大きく上回る銘柄に投資したいものですね。

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