ついに株価急落!コロナウイルスがきっかけに過ぎない理由と今後の見通し

銘柄分析・市場分析
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数か月前から株価のバリュエーションが高すぎると警鐘を鳴らしてきましたがついに米国株式も急落しました。

私は以前下記4つの楽観が市場にあると述べていましたが、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受けて市場もそのリスクを織り込んだのだと報道されています。

しかしながら、コロナウイルスについて報道され始めたのは2019年12月半ば以降、本格的に取り上げられたのは1月1週目以降ですが、その間の株価の動きが非常に面白いものになっているので紹介したいと思います。

下記チャートはコロナウイルスが報道され始めた2019年12月半ば以降の米国株(白:SP1!)、欧州株(黄:FXXP1!)、日本株(青:TOPIX)、中国株(赤:SHCOMP)の推移です。

コロナウイルスが株価下落の主因であればその震源地である中国株がもっとも下げてしかるべきでしょう。

ところが、中国株は2月以降急反発しており、下落のほとんどを取り戻しているのです!

一方あまり影響を受けないと言われていた米国株は急落しており、欧州株、日本株も同様に大きく下げています。

航空会社株や高級ブランド株、レジャー株など個別銘柄ではコロナ関連の下げが目立ちますが、全体としてはコロナと関係なくても大きく売られています。

つまり、コロナウイルスは相場を冷やすただのきっかけであり、本質的にコロナウイルスの影響を織り込んでの下落ではないということです。

では何が相場の動きの主因なのか?

私は2020年の相場見通しに米国株の高すぎるバリュエーションと堅調な実態経済を背景に新興国転換が進んでいくのではないかと書きました。

そして上記の動きはまさに、コロナウイルスという中国直撃の要因があってさえ、高すぎるバリュエーションが修正され、新興国転換が進んでいるのだと考えられます。

詳細はページ最下部の2020年の相場見通しを読んで頂きたいですが、各地域別のバリュエーションは米国が非常に高い位置にあり、次に日本や欧州株、そして新興国はもっとも安い位置にありました。

そして実体経済が底堅いにもかかわらず市場は利下げを織り込み、株式市場はそれを支えに非常に高いバリュエーションをつけていたのです。

上記グラフを見れば米国株と新興国のバリュエーションがかなり開いていたことが分かると思います。このグラフは週次更新なので明日以降のチャートを見ればこのギャップが縮小していることでしょう。

簡単にまとめると、特に米国中心に市場の期待は行き過ぎており、コロナをきっかけに修正されたということです。

今後の見通し

今後の見通しは年初に書いた2020年の相場見通しと変わりありません。

行き過ぎた債券市場の利下げ期待にFRBが応えられないのではないかと考えており、それが下落要因になると考えています。

市場は現在2020年内に2.5回の利下げを期待していますが、FRBは繰り返し金利据え置きをガイダンスしています。

仮に利下げをしてくれたとしてもすぐに2.5回のギャップを埋めるのは厳しいでしょう。

その場合、市場はFRBに絶望する可能性が高いです。

他にもトランプ大統領が大統領選に苦戦する可能性もリスクだと考えています。

コロナウイルスの影響は夏までにはピークアウトするはずなので、上記の様々な下落要因のバランスを見極めることが重要になると思います。

ちなみにパウエル議長は利上げによって2018年末の株価大暴落を招き、その後直ぐに利下げに転換した実績を持ちます。(参考:1月FOMCはハト、FRBは市場に降伏しドル安、株高

私はこの変わり身の早さを高く評価しており、実はパウエル議長は優秀なのではないかと思っています笑

仮に市場がFRBに絶望して下落することがあれば、それを受けてFRBが緩和に転換することが期待されます、そこが買い場になるのではないかと考えています。

2020年の相場見通しに書いた、株はあまり儲からない、新興国転換、が早くも実現しつつあり、残るは円高ドル安予想のみですが、それはFRBが緩和に転じれば急速に実現することになるのではないかと考えています。

詳細は下記の2020年相場見通しをご覧ください。

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