アーティスティック・インベストメント・ストラテジー

サラリーマン投資家が知るべき米国株式投資、最新ファンダメンタルズ情報、国際政治、資本家マインドなど




原油は半値戻し達成。次の投資テーマ、ドル安円高予想の理由を再確認

年始から原油の反発を予想していましたがおおむね半値戻しを達成したのでノーポジです。 出所:NASDAQ 原油価格が上昇した理由はOPECが当初予定の半年を超えて減産する意思を見せていること、米国の原油掘削リグ稼働数が減少していることが上げられます。肝…

米国企業の2018Q4決算シーズン、決算進捗率96%までの集計結果:2019Q1業績の大幅下方修正も長期は底堅い

だいぶ更新が滞ってしまいましたが、Factsetが集計したS&P500構成銘柄の決算発表進捗率96%までの集計結果です。 Factsetの集計によると、S&P500構成銘柄の発表済み決算(全体の96%)のうち、69%がEPS予想をBeat、9%がIn-Line、22%がMissしました。これは過去5…

実質実効為替レートから見るドル高円安の賞味期限

1月のFOMCでFRBがハト派に転換したにも関わらずドル高が進んでおり、昨年12月以降のドル安を取り戻しつつあります。 これは米国の経済が未だ強く、FRBはハト派に転換したとはいえ引き続き量的緩和縮小を継続している、一方欧州など米国以外の経済指標が弱く…

スケッチャーズ(SKX)の2018Q4決算:株価は+15%の急騰

スケッチャーズの2018年第4四半期決算が発表され、株価は+15%と急騰しました。スケッチャーズは当ブログで唯一紹介している個別銘柄で2018年9月24日に$26~27で買いと判断し、前回決算で一時+20%急騰していましたが、市場の大幅下落とともに上げを帳消しに…

ゴールドマンサックス:1月を逃したあなた、年内もうあまり期待はできない

ゴールドマンサックスによると、1月の上昇を逃した方は年内のリターンはもうあまり期待出来ないそうです。 <1月を逃したあなた、年内もうあまり期待はできないーゴールドマンより、”1月の株価上昇から利益を得られなかった投資家は、今年のリターンのほと…

米国企業の2018Q4決算シーズン、決算進捗率46%までの集計結果:2019年はEPS成長率が鈍化する年

S&P500構成銘柄の46%が決算を発表し、米国決算発表シーズンは山場を迎えています。 下記は決算発表進捗率46%までの集計結果です。 Factsetの集計によると、S&P500構成銘柄の発表済み決算(全体の46%)のうち、70%がEPS予想をBeat、7%がIn-Line、23%がMissし…

1月FOMCはハト、FRBは市場に降伏しドル安、株高

1月FOMCの結果はかなりのハトでした。 前回FOMCの評価はこちら(FRBがFOMCで利上げを決定、市場とFRBの認識ギャップが縮小) FOMCは年8回開催され、そのうち3,6,9,12の月はFOMCメンバーの金利予測であるドットチャートが示されるため、注目が特に…

ジェイミーダイモン:ビットコイン80%下落でも満足できない

JPモルガンCEOのジェイミーダイモン氏はビットコインが80%下落しても満足できないそうです。<Jamie Dimon predicted bitcoin's nosedive, but isn't celebrating it> ビットコインのチャート ダイモン氏は以前から仮想通貨を詐欺と批判しており、たったの…

個別銘柄の決算で何を確認すれば良いのか

個別銘柄の決算で何を確認すれば良いのか、私が以前買い判断したスケッチャーズを例に書いていきたいと思います。 決算で何かを確認するためには、そもそも何かを期待していなくてはいけません。 一般的には、売上、利益、ガイダンス、この3つの市場コンセ…

新債券王ジェフリー・ガンドラック「ドルは下落する、それが鍵だ」、ツイッターアカウントは削除へ

米誌バロンズが今年も著名投資家10人を集めてラウンドテーブルを開催しました。 新債券王と名高いダブルライン・キャピタル創業者のジェフリー・ガンドラック氏は従前からドル安を予想していましたが、ラウンドテーブルでの話もドル安を投資の前提に置いて…

米国企業の2018Q4決算シーズンプレビュー

早いものでもう2018年Q4(10月~12月)の米国企業決算シーズンが始まりました。 Factsetの集計からどのような決算が見込まれているのかざっくり確認しておきましょう。 まず今シーズンの決算に入る前に2019年EPS予想の下方修正が目立ちました。 2018年と2019年…

原油価格の基本的な見方

原油価格は相場に結構影響を与えるのですが、個人投資家ではなかなかとっつきにくいと思いますので基本的な見方について書きたいと思います。 昔は原油価格が下がれば米国人にとっては可処分所得が上昇してプラスに働くと言われていましたが、既に世界最大の…

パウエルFRB議長がハト発言、レーガンの帝国主義的循環は既に終了している

パウエルFRB議長がハト姿勢を打ち出しました。 WSJによると、インフレ率が低いため無理に利上げをする必要がなく、柔軟な政策決定が可能だそうです。 さらに、バランスシート縮小政策の転換可能性についても言及しました。 やはり前回のFOMCでの利上げはハト…

ドル円急落とトレード成功の反省

新年早々ドル円が109円から105円を割るまで急落しました。 私は下記の記事の通りドル売り円買いでヘッジしていましたが、引き続きポジションは維持します、ドル安円高になる理由についても米国の財政赤字という認識を変えていません。・円買いドル売りヘッジ…

2019年の相場見通しとブログ記事について

皆さん、明けましておめでとうございます。 私の2019年の基本相場見通しは、 ①ドル安円高 ②米国株は日柄調整(横ばいから上昇) ③原油価格は一旦反発 です。 予想は状況に応じて変更しますが、現時点の予想を明確にメモし、自分のポジションが予想と一致して…

急落を経て米国株式のバリュエーションは中立へ

株式市場は昨日急反発しましたが、10月からの急落を経てS&P500のバリュエーションはForward PERで14.1倍となり、中立程度から少し安いかなという程度になりました。 米国株価急落でもパニックになるな!すぐには止まれないFRBの金融引き締めを冷静に受け止め…

円買いドル売りヘッジの開始

米国が日本との二国間交渉で為替を持ち出してきました。(米国が対日通商交渉の要求項目公表、自動車の米生産拡大や為替も | ロイター) 米国は財政赤字を危機と認識しており、ドル安を手段として使うことにしたのでしょう。 当ブログはまだアクセス数も大し…

FRBがFOMCで利上げを決定、市場とFRBの認識ギャップが縮小

FRBが19日のFOMCで0.25%の利上げを決定し、FFレートが2.25-2.5%に引き上げられました。 ドット・プロットでは、2019年末、2020年末、2021年末、長期のFFレート予想(中央値)は「2.9%→3.1%→3.1%→2.8%」となり、9月の「3.1%→3.4%→3.4%→3.0%」から下方シフ…

株価暴落がサラリーマン投資家の長期リターンを押し上げる

株価が下落すると多くの個人投資家は不安になってしまいます。 しかし、長期投資家、それもサラリーマン投資家のような少しずつ買い増しを行う投資家が暴落に対して持つべきマインド、それは「喜び」です。 私は株に限らず何か買い物をする時は「下がれ~、…

世界最大のヘッジファンド創業者レイ・ダリオ「リーマンショックとは異なる。スクイーズである。」

世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者であるレイ・ダリオ氏が彼の相場観を語りました。 私がいくつか簡単にまとめると、 ・現在の状況はリーマンショックというよりもスクイーズである。 ・一定の債務が積み上がっているため…

米中覇権戦争で情報技術セクターの苦戦は長期化

米中貿易摩擦は貿易戦争ではなく覇権を賭けた100年戦争だと述べてきましたが、覇権戦争の中の1つに次世代のIT覇権を巡る戦いがあります。 10月以降S&P500は約10%下落、セクター別騰落率はエネルギーセクター(SPN)に次いで情報技術セクター(S5INFT)が約15%下…

米中首脳会談の追加関税引き上げ執行猶予で円高ドル安

年明けくらいに円買いドル売りのポジションを取ろうかと考えていたのですが、ブエノスアイレスの米中首脳会談で関税引き上げが延期されたため、私の投資行動も少し延期されそうです。 米国が円高ドル安を望む瞬間:財政赤字とインフレに対する危機認識の変化…

なぜ日本は円高・デフレ・不況になるのか、本当の原因とその処方箋:内需拡大によって米国とWin-Winになることを望む

前回の記事『米国が円高ドル安を望む瞬間:財政赤字とインフレに対する危機認識の変化点』で、米国にとり為替とは結果ではなく手段であるという事を書きました。 今回は通貨(それも金とリンクされておらず、しかもいくらでも発行できるという魔法のような通…

米国が円高ドル安を望む瞬間:財政赤字とインフレに対する危機認識の変化点

米国には円高ドル安を望む瞬間というものがあります。 為替は結果ではなく手段 まず知っておくべきことは、米国にとって為替とは手段であり結果ではないということです。 為替が動く要因としてよく上げられるのが、金利、実質金利差、経常収支、財政収支、マ…

FRBのデュアルマンデートと利上げペースの減速を期待してはいけない理由

株価の急落があったため一部でFRBが利上げペースを緩めるのではないか?と期待している人もいるようですが、そんなことでFRBが利上げペースを緩めることを期待してはいけません。 なぜならFRBの仕事は安定したインフレ率と低い失業率を維持することであり、…

米国企業の2018Q3決算シーズン、決算進捗率74%までの集計結果:決算が問題なのではない

米国決算発表シーズンもいよいよ大詰めです。 S&P500構成銘柄の決算発表進捗率は74%まで進捗し、全体感が明らかになってきました。 これまでの集計結果の感想は、利益は事前予想を上回る出来、ガイダンスも実は弱くない、投資家の解釈が変化している、とい…

高過ぎる賃金上昇率が株価にマイナスの影響を与える理由

高すぎる賃金上昇率は株価に悪影響を与えます。 企業が儲かり、給料が上がり、上がった給料で従業員が消費を増やし、また企業が儲かる、このようなサイクルが続くことが経済成長にとって重要ですが、往々にして企業が儲かるタイミングと賃金が上昇するタイミ…

「ドコモの値下げ発表で通信株が大暴落」という出来事を持続不可能なシステムが崩壊したという観点で見る

ドコモが決算発表会で通信料金の大幅値下げを発表したため、通信会社の株が軒並み暴落しました。 出所:株式会社NTTドコモ 2018年度第2四半期決算資料 利用者への還元額は年間最大4000億円で、ドコモの携帯電話利用者数6600万人で割ると1人あたり年間6000円…

FRBの量的緩和縮小で起こるのは暴落か?日柄調整か?

S&P500が高値から1か月かけておおよそ10%下落したことで市場の雰囲気が悲観的な方向に傾いています。 FRBの金利引き上げと量的緩和縮小が効いているのです。 そこで、量的緩和縮小でどの程度マーケットはネガティブな影響を受けるのか、今後いくつかの記事に…

米国企業の2018Q3決算シーズン、決算進捗率48%までの集計結果:利益は堅調もガイダンスが弱い

決算発表シーズン真っ只中で、忙しい毎日ですね。 S&P500構成銘柄の決算発表進捗率は48%となり、2018Q3決算シーズンは早くも半分が過ぎ去ろうとしています。 これまでの集計結果を見ると、やはり今年までは良いですが、2019年以降の成長減速感が強い印象で…